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Blood Diamond

天気のいい、気持ちの良い日曜日。カフェ行って水タバコ(←トルコではナルギレと呼ばれています。)なぞ嗜んでみました。


水タバコというと、私の中でこんなイメージ。

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←おじさん集う、みたいな。





もちろんこんな感じでおじさま方が集って、水タバコを楽しむ風景は
多々見られますが、意外とこんな感じであったりもする。

            ↓

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←こんな風にうら若い女性が楽しんだりもするわけです。(鼻から煙出しちゃってるし。)





カフェでは、ビールを飲みながらナルギレ、チャイを頂きながらナルギレ、普通のタバコも吸いながらナルギレ、と皆、思い思いに楽しんでいらっしゃいました。そんな日曜の午後・・・。





ナルギレを一通り楽しみ、いとこのシェナイ夫婦はチェスを楽しみ、そろそろ寒くなってきたねーってんで、彼らに別れを告げ、我々は映画に行く事にしました。映画は、クマさんが前々からぜひ見たいと申していた「Blood Diamond」をチョイス。


f0081886_52519.jpg「Kanlı Elmas」は、トルコ語で「Blood Diamond」の意味です。トルコ版ポスターなので一応ね。

この映画。久々に、本格的に、胸打たれました。すっごい良かった。日本ではGW公開だし、海外在住組みでも、まだご覧になっていない方の為に、ストーリーはこちらで各自ご参照頂きたい。


私はこの映画が描く、「Conflict Diamond=紛争ダイヤモンド」という問題を、これまで全く聞いた事がなかったのですが、Diamondfacts.orgというサイトによると、中央、西部アフリカの国などで、内戦を引き起こしている反政府組織の資金源の為、違法に取引されているダイヤモンドの事で、Blood Diamondと呼ばれる事もあるそうです。


実在する西アフリカの小国シエラレオネで1991年から2002年まで約10年間に渡って続いた内戦では、革命統一戦線(RUF)という反政府ゲリラ組織により、選挙の投票権を奪う為のみせしめとして手足を切断するなどの、住民への残虐行為、さらには、年端もいかぬ少年達を誘拐し、軍隊へ強制的に徴兵、少年兵士として洗脳するなどの傍若無人な振る舞いが行われたそう。労力として使われた住民達により採取されたダイヤモンドの原石は、密輸ルートを使って不正輸出され、それを資金源にゲリラ活動を続行、内戦が続くというまさに悪循環。


現在では、こうした紛争地域から採取されたダイヤモンドの取引を全面的に禁止し、ダイヤモンド原石を輸出入する際に、それらが紛争と関係のない地域から採取された事を証明する為のキンバリープロセスという証明制度が策定され、69カ国の政府が遵守しているそうです。
Diamondfacts.orgを参照させて頂きました。)


映画では、内戦シーンや、誘拐され、洗脳されて、殺人兵器と化していく少年兵士達など、むごいシーンが描かれる一方で、父親の息子への思いや愛なども描かれていて、心揺さぶられました。(←ちょっと映画評論的に。)この映画で、レオナルド・ディカプリオは、今年度のオスカー主演男優賞にノミネートされていますが、私的には、息子を反政府組織に奪われる父親、ソロモン・バンディを演じた俳優ジャイモン・フンスーさんの、渾身の演技にも注目~と言いたい。


f0081886_6213299.jpg←この方。何気に「グラディエーター」とか、「トゥームレイダー2」とかにも出演しているらしい。

社会問題(っつーか、世界的規模での問題)の提示と感動的なヒューマンドラマの要素が楽しめる「Blood Diamond」。機会ございましたら、ぜひご覧あれ。(←なんか最後、映画会社の回し者チックになったけど・・・。)
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by asakosaru | 2007-02-20 04:22 | オススメ映画・音楽

涙腺にきました・・・。

今日はトルコに関係ないネタをひとつ。

日本にいる頃から、読書は私の憩いの時間。といっても為になる本、難しい本を読みまくってるわけじゃないんですが・・・(恥ずかしながら)。話題になった小説など、国内外問わず、片っ端から読みふけるのが楽しみのひとつ。

トルコにいるとやっぱり恋しいのが、日本語の活字。イスタンブールあたりだと日本語の本が買えたりするのでしょうか?アンタルヤではトルコのガイドブックぐらいしか見当たらないので、ネットで買ったり、親兄弟に頼んで送ってもらったりしております。

今回ネットで買って送ってもらった本の中の1冊がこれ。
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ちょっとミーハーですが。リリー・フランキー氏の「東京タワー。オカンとボクと、時々、オトン」。これ、久々に涙腺やられました。ホテルが閑古鳥鳴きっぱなしなので、朝から読みふけっていたのですが、後半から徐々に「これはくるな」という予感がしたので、家に持ち帰って深夜までかけて1日で読んじゃいました。

リリー氏の幼少の頃からずっと、いつも暖かく見守ってくれたオカンの姿が、時にコミカルに、時に切なく書かれてます。

心配しながらも快く、遠い異国までヨメにだしてくれた私のオトン&オカン。両親がそろってトルコでのウエディングの為に来てくれた去年の8月、アンタルヤの空港で、別れの間際まで笑って小言を言っていたのに、ゲートに入ってから泣き出したオカンの姿と、2人そろってリュックを背負った背中が、まるで子供のように小さくみえて、泣くつもりなどなかったのに、彼らの姿が消えてから涙が止まらなくなってしまったこと。その時の感覚がよみがえってきたりして、久々に涙腺、大解放してしまいました。

こうしてはるばる遠くトルコまで来てしまって、親孝行なんて全然できてないけど、せめて自分で決めた人生だから、思いっきり幸せになって親に心配かけないようにしたい、と思った夜でした。
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by asakosaru | 2006-10-19 05:09 | オススメ映画・音楽

トルコで日本映画!

中学卒業の直前に、卒業イベントの一環として何故か柔道場で(?)映画鑑賞させられた記憶があります。その時見たのが、スティーブン・キング原作、今は亡きリバー・フェニックスが瑞々しい演技を見せる「Stand by me」。Ben E Kingの"When the night has come.."という歌いだしを聞くと、いつもなんとなく卒業前の甘酸っぱい感情がよみがえってきます。(あー本当に若かった!!)柔道場だし、周りは騒がしいし、とてもじゃないけど映画に浸れるような状況じゃなかったのに、「なんか映画ってイイなぁ」と一人感傷に浸っていたチュウボウの私。あれから○十年・・・やっぱり今でも映画は大好きなエンターテインメントの1つです。

そんなわけで自称(かなりの)映画ファン。そんな私が今回楽しみにしていたのが、先週23日に閉幕したアンタルヤの映画祭、「Altın Portakal Film Festival(ゴールデンオレンジ映画祭)」。

今年43回目を迎えるゴールデンオレンジ映画祭と並行して開催されるのが、2nd Eurasia International Film Festival (第2回ユーラシア国際映画祭)。この国際映画祭は、その名の通り、ヨーロッパ、アジアをオリジンとした映画10作品がコンペ対象。期間中コンペ対象作品を含めた約100作品が上映されました。

うちのクヴァも結構な映画好き。今回一緒に見に行ったのは、もちろん日本映画2作品!といっても1作品はインド、日本、フランス、ドイツ合作の作品です。

1本目は「Shinobi」。仲間由紀恵、オダギリ・ジョー主演の2006年の作品。
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時は1614年。血みどろの戦いが繰り広げられた戦国時代。甲賀と伊賀の忍者たちの中でも特別強力な忍術を操る「忍」の忍者達。世継ぎで悩む徳川家康は世継ぎを決める為に、甲賀、伊賀をともに戦わせる事を思いつく。運命的な出会いをし、恋に落ちた甲賀の後継者・弦之介(オダギリジョー)と伊賀の後継者・朧(仲間由紀恵)。愛し合う2人は、共に殺しあわなければならない運命に・・・という、ロミオ&ジュリエット忍者版みたいなストーリー。なんかアニメの実写版みたいな映画でした。正直日本にいたら、わざわざ映画館に見には行かなかっただろうなぁという感想だけど、トルコで純メイドインジャパンの映画を見るのは、なかなかオツなもの。

2本目は「The valley of flowers」=「花の谷」という、日本を含めた4カ国の合作映画。
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映画は広大なヒマラヤの風景から始まる。旅行者を次々と狙っては強奪を繰り返す強盗団の豪胆なリーダー、Jalan(ジャラン)。ある日襲った旅行者が金品を残して逃げていく中、一人残ってジャランを見つめるミステリアスな女Ushna(ウシュナ)に出会う。ウシュナは「夢の中で出会った」ジャランのそばを離れようとせず、強盗団と行動を共にすることに。強盗団の男達は、結束が固く、突然現れたウシュナを訝しがるが、次々と獲物へと導いていくウシュナはだんだんと受け入れられていく。

時が経つにつれ、いつしかウシュナへ情熱的な愛情を持ち始めるジャラン。2人の愛は濃密なものになり、決して操ることの許されない魔術をも操り、超自然的な世界へと入り込んでいく。
「花に覆われた谷では、風が吹くたび海のような音をたてる・・・」海を見たことのないジャランへ、ウシュナが言う。「その花の谷でずっと2人で生きていこう」。

花の谷にたどり着く前に「The valley of silence」(沈黙の谷)にたどり着く2人。そこでimmortality(不死)の薬を手に入れたにも関わらず、ウシュナは命を落としてしまう。ウシュナを失い、不死の命を手に入れてしまったジャランは、ひたすらに東へ東へと歩みを進めていく・・・。

カメラは歩き続けるジャランの足下を映し続ける。そしてジャランがたどり着いたのは・・・。

ここから今までのヒマラヤでのシーンから思いっきり変わって、舞台は現在の日本になる。ここからが意外なストーリー展開で結構おもしろい。後半部分はもしかしたらこれから機会あって、この映画をご覧になるかもしれない人の為に書かないでおきますが。

全体のストーリーのテーマになっているのは、Buddism(仏教)。Reincarnation(輪廻転生)など仏教のテーマを中心にジャランとウシュナの愛が描かれます。途中ひたすら続くヒマラヤでのシーン+仏教をモチーフとした演出で中だるみしそうでしたが、後半でガラッと変わった東京でのシーン+俳優の思いっきり日本語のセリフ棒読みな感じなんかに、妙にはまってしまいました。

この映画でミステリアスなウシュナを演じる女優さん、東洋的な顔立ちにちょっとブルーがかった美しい瞳。ちょっとミラ・ジョボビッチ風な美人の彼女は、「Mylene Jampanoi」という中国人の父とフランス人の母を持つ女優さんでした。
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お美しい・・・。シンプルで知的な顔立ちにすごーく憧れる・・・。

The Valley of flowersのサイト
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by asakosaru | 2006-09-25 23:39 | オススメ映画・音楽